連休中、美唄ですがピアノ、バイオリン、クラリネット、打楽器それに歌という変わったコンサートに、手伝いも兼ねて行ってきました。
どんなのかな思ったら、最初の曲がルネサンス音楽。中世のヨーロッパでは、旅芸人が自由な編成で音楽を奏でていたのです。
「うずしおカルテット」というグループですが、演奏者は皆クラシック奏者。曲はルネッサンス音楽だけでなく、クラシックの小品からオペレッタまで多彩なプログラムで、とても楽しいコンサートでした。
既存の楽譜がないこのような編成は、企画や編曲の自由な発想が大事なのでしょう。
特に、トルコ行進曲メドレーは、ベートーベン、モーツァルトそして正調トルコのマーチがあり、トルコの音楽がどのようにそれぞれの作曲家に影響しているかがわかりました。
そしてオペレッタは「メリー・ウィドー」のよく知られたところを歌の方がナレーションを入れながらで、本物のオペレッタを観たような圧巻な演奏でした。
このような特殊なコンサートにも関わらず、150人の定員の会場は満席です。
深川の方にもぜひ聴いてほしい楽しいコンサートでしたが、有名どころでないこのようなコンサートは、深川では中々観客を集めるのが難しいとも思いました。きっと主催のスタッフが一生懸命呼びかけたのでしょう。コンサートは、主催者の熱意と観客の寛容さあってこそ、盛り上がります。美唄の文化レベルの高さを感じてきました。