パトリアホール休止前最後のコンサートとなるピースコンサートが3/27開催。200人を超えるお客さんが休止を惜しみつつ、ホールに響く歌声を堪能しました。出演は地元のソプラノの菊入三恵さん、ピアノの中川真実さん、そして札幌からの綿貫美佳さんです。
このコンサートは、音楽を通して平和の尊さを感じてもらうため、より身近に鑑賞できる生きがい文化センターのロビーであるクリスタルスクエアで例年開催していました。特に今年はパトリアホールが休止になるということで、ホールでの開催となったものです。
菊入さんはいつもの軽快なトークの中で、人は生きて行くために食べなくてはならず、その面では芸術は余裕がないと切り捨てられる。しかし平和な世界を築くには心のやさしさが必要で、そのためには心の栄養となる芸術がなくてはならない。と平和の意義と市民に身近な存在だったこのホールの存在を説いていました。
いつもすばらしい音楽を聴かせてくれる菊入さんですが、今回はいつも以上に音楽、芸術の持つ力を感じさせてくれる内容でした。そして中川さんと共に地元で活動する素晴らしい芸術家が区切りに出演してくれて、このホールは安らかな眠りにつけます。
私も、このホールの様々なコンサート等のお手伝いをさせていただき、このホールと共に歩まさせていただきました。最後もお手伝いをできたことは感無量です。
今後このホールは芸術祭期間の一時期だけの開館ですが、新たな力を付けて本当の目覚めが必ず、そしてできるだけ早く来ることを信じています。
コメント
コメント一覧 (2)
私は深川市(音江町)出身で、現在は東京の大学に通っています。
しばらくいきがい文化センターには足を踏み入れておりませんでしたが、パトリアホール、休止していたんですね。存じませんでした。
小学生の頃には「総合芸術祭」などでステージに上がりピアノの演奏をしたり、映画を観に行ったりしたこともあり、なんだか切ないですね。
驚いてコメントしてしまいました。パトリアホールの最後をつづっていただいてありがとうございます。
パトリアホールの思いを寄せていただきありがとうございます。何とか再開できないかと色々検討させていただいています。必ずや目覚める日が来ることこ信じて月に1回ホールの機器を全て動かして点検させていただいています。芸術祭だけでは故障してしまう可能性が高いですからね。
暖かく見守っていてください。