北竜のひまわりコーラスが昨年に続いて「第九」演奏会を行いました。北竜では、弦は小編成ながらも生ですが、管パートはエレクトーンです。これなら合唱が少なめでもバランスが取りやすく、上手いやり方です。深川は来月です。がんばってほしいですね。
「第九」はもちろんフルオーケストラの編成ですが、そのためには広い会場と合唱団が200人以上必要となります。そうでないとバランスが取れないのです。
そのため、オーケストラ部分をピアノ伴奏やエレクトーンでやったりします。でもそうなると本来の「第九」の感じにならないことがあります。オーケストラを少なめにしてはと思うかもしれませんが、そうなると弦楽器と管楽器のバランスが難しく、やはりオーケストラは60人は必要で、それに見合う合唱は200人になります。
北竜では弦は生にこだわっており、合唱団のメンバーはフルオーケストラに近い感覚になれるでしょう。
以前私は、どうしてみんな「第九」をやりたがるのか不思議でした。しかし一般の人が唯一クラシックに関われて、オーケストラと一緒になれるのが「第九」なのです。その点でも、弦楽器があることは、とてもいい試みです。それを2年続け、お客さんも満員だった北竜の力はすごいです。
なお今回は、前団長さんと指揮者の奥様が亡くなったということで、追悼の演奏もあり、お二人への思いも十分伝わりました。
さて、深川は学生の吹奏楽でやります。吹奏楽版は一度聞いたことがありますが、かなりの技量が必要です。オーケストラでも大変なのに、管楽器だけでは、もっと大変です。がんばってほしいです。