歌手の「さだまさし」さんが今月末に閉館する東京厚生年金会館のお別れコンサートで「ホールは文化財。その認識が日本人にない。どれだけの人が何に感動したか計算に入れていない。閉館には『バカモノ、何を考えているんだ』と言いたい」と語ったそうです。
厚生年金会館は、厚生年金加入者の福祉増進を目的として全国各地にホテルとホールを併設した複合施設として建設され、大ホールは文化の殿堂にふさわしい存在でした。しかし、売却や閉鎖が進められ、北海道厚生年金会館も危うく閉鎖になるところでしたが、札幌市が購入し存続されることとなりました。ここで有名アーティストの公演を観た方も多くいると思います。
東京厚生年金会館は残念ながらホール部分は閉鎖となるようです。東京では数多くのホールがありますが、多くのアーティストにとって思い入れの深いホールだったようです。
休止しているパトリアホールに思いを寄せると、「さだ」さんの言葉はとても心に響きます。
きっと同じような思いの方もいるでしょう。

※「スポーツ報知」の記事を参考にさせていただきました。