クラシックコンサートの拍手で次に困るのは、交響曲等のいくつかの楽章(一般的には4つ)がある場合です。
クラシック音楽は楽章全てでひとつの曲なので、一般的には全ての楽章が終わってからが良いでしょう。
クラシック音楽は、いくつかの楽章(組曲はそれぞれの構成曲)で、その曲をひとつの物語のように表しています。そのため楽章の間ではなく、全ての楽章が終わってからが良いのです。
また楽章の間は、指揮者や演奏者が汗を吹いたり、楽器の音を合わせたり(チューニング)と単に休んでいるように見えますが、実はこれは大事な間というものなのです。だから、ここで拍手が鳴ると、微妙に緊張感が絶たれたりもします。もちろん演奏者がそんなことで緊張を無くしてはいけません。お客さんにとっても、次のテーマに入るための間なのです。
しかし、どうやって楽章を見分けるか。大抵はプログラムに楽章の名前が掲載されているので、一つの目安です。また、演奏者をじっくり観ていると、曲が終わったのか。まだ続くのかが分かるはずです。
そんな風に演奏者の仕草に注目するのも、面白いですよ。
もちろん、楽章の間で拍手しても間違いではないし、とっても感動した場合には、自然に拍手してしまうこともあります。要はその音楽にどう気持ちが入るかです。
参考リンク:コンサート鑑賞のミニ知識
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