先日市内のホテルで「季節のサロン」という、おいしい料理と素敵な音楽を堪能できる催しがありました。
料理は春らしい桜をイメージしたコース。音楽は地元ピアニストの真保響さんと札響のホルン奏者島方晴康さんで、みなさん酔いしれていました。
実は演奏のライブ録音を依頼されて行っていたのですが、普通録音ではマイクを客席中央に最低2本立てなければなりません。しかし、コンサートではないので、あまりマイクを目立たせては雰囲気を壊してしまいます。
そこで、床置きのバウンダリーマイクというものを試してみました。
演奏者の少し前の床に置いて録音をしてみたのですが、臨場感のある音が録れました。心配したテーブルの話し声や足音はあまり入らず、ひと安心です。でも、床で目立たないため、演奏が始まるまで踏まれてしまわないか心配しましたが、ホテルの方も気づかっていただき、何とか無事に済ませられました。本当は、リハーサルで位置決めしたら、演奏の直前まで置いて置かない方がいいかもしれません。
とにかく、最近は通常の演奏会場でないところでコンサートが開催されることが多くなっているため、その場に溶け込んで録音するには、いい方法かもしれません。