先日ある職場から広報車用の放送テープの制作を依頼され、エンドレステープという3分間を繰り返し再生するものを使いました。
最近の車は、CDやMDなのでリピート再生をすれば繰り返してくれるのですが、残念ながらカセットしかない車なので、そうなります。
それでも今は便利になりました。昔は、エンドレステープの長さ分だけアナウンスを繰り返ししゃべってもらうか、1回のアナウンスを録音したテープを手動で繰り返してダビングしてからエンドレステープに入れるかでした。
現在は、1回のアナウンスをMD等に録音し、エンドレステープの長さに合わせて空白を入れながら自動リピート再生をします。それにBGMをミックスしてエンドレステープに録音するのです。
他にも、コンピューターにアナウンスを取り込めば、デジタル処理でエンドレステープの長さに合うようにアナウンスを伸ばしたり縮めたりできます。それも、普通アナログでは伸ばすと声は低くなり、縮めると高くなるのですが、デジタルではそれも変えずにできるのです。
そのように加工は簡単になりましたが、肝心のエンドレステープがいつまで製造されるかです。今回も取り寄せなので、1週間程度かかったようです。
製造中止になったら、広報車もCD・MD対応にしてリピート再生ですね。そうなったら、時間の計算もいらなくなり、もっと楽になるかもしれません。それとも、iPodのようなメモリーカードになるかな?
とにかく次々と新しくなり、便利さの裏に技が不要でちょっと寂しさもあります。