コンサート開催時の音楽著作権についての第2弾。今度は演奏時に必要な楽譜について。
アマチュアでは経費の節約で、借りた楽譜をコピーして使う場合や、合唱では皆同じ楽譜なので、1部だけ購入し、後はコピーという場合もあります。これは全て違法です。
個人的に練習に使う程度の範囲ならコピーは許されます。しかし、無料であってもコンサートで演奏するなら、コピー譜ではいけません。
確かに楽譜の値段は高く、1曲独奏なら千円ぐらいから、合唱で2千円ぐらいから、吹奏楽やオーケストラなら数千円から数万円もします。
しかし、これらは出版社が著作者である作曲家から許可をもらい、それなりの対価を払って出版しているのです。そのため楽譜コピーが横行すると、出版社は楽譜の出版ができなくなります。
現に、ヒット曲の吹奏楽用楽譜を出版していた会社が、一時倒産に追い込まれたこともありました。
ちょっとのことだからと思っても、重なると大きな影響を及ぼします。「悪貨は良貨を駆逐する」のです。
音楽を愛し、趣味とする人は、その愛するものの恩恵を受けて、コンサートができるのです。きちんと作品の権利を守りましょう。
参考リンク:楽譜コピー問題協議会サイト
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