子どもで作る演劇公演が行われました。キャスト以外に脚本も子どもです。さすがに演出は大人が指導、運営と大道具や衣装は父母が関わり、とてもアットホームです。
公演は前日まではオドオドでしたが、当日はいい緊張感で好演しました。
この劇団は、今年結成11年目になるそうです。しかし、当初のメンバーは卒業で離れ、今年は多くが新メンバーでの初舞台になりました。
公演前日に実際の舞台での練習になり、音響・照明が本番同様に入ると、少し戸惑いがあるのか、しっくりとは行っていませんでした。
しかし、当日を迎えると子どもの集中力はさすがで、いい緊張感が高まり、本番前のゲネプロ(総練習)から一気に完成度が上がり、本番の好演に繋がりました。きっと大人だと逆に萎縮してしまうかもしれません。
とにかく、アマチュアは集中力を常に保つことは難しいですが、一瞬のすばらしい輝きを放つことがあります。有名人の公演もいいですが、地域に根ざした文化に注目し、みんなで支えたいですね。
ところでこの団体は、子どもの舞台を父母が裏方でしっかりと支え、親子でひとつの公演をつくるという、とてもいい関係が築かれています。ただ、お父さん達の姿が少し少ないのは残念です。