時々地元で聞くコンサートより、市外での方が感動が深いと感じる時があります。なぜだろうと考えて見ると、コンサートは非日常なもの。市内ではコンサート後すぐに日常に戻ってしまうからかも。
コンサートホールは、演奏者だけが明るく照らされ、観客は暗い中で聞きます。日常ではありえない場面です。そして、そこで展開されるものは、夢見心地の芸術です。
しかし、地元ではホールを一歩出た途端、日常生活の世界に戻ってしまうのです。Kitaraホールは公園の真ん中に建設され、コンサート後少し雰囲気の良い公園を歩き、余韻をしばし味わえるようにしたそうです。
市外でコンサートを聞いた場合は、帰路の車や列車に乗っている時間は余韻が残こります。ホテル等に泊まってみると、更に非日常の世界に浸ることができます。
地元ではせめてでも、コンサート後すぐには家に帰らず、コーヒーやお酒、食事を取れば、しばしの余韻を残すことができるでしょう。でも、開いている店が意外と少ないのですよね。
コメント