市内在住のソプラノ歌手の菊入三恵のノスタルジックコンサートが菊入さんのホームグランドであるマーガレット教会で開催されました。伸びのある艶やかな歌声と楽しいおしゃべりで、訪れた人たちは幸せなひとときを過ごせました。
このコンサートは菊入さんのリサイタルというべきコンサートで、得意の讃美歌やクラシック、そして日本の歌やポップスまで、多彩なプログラムを聞かせてくれます。そして、いつもは外国曲でも日本語歌詞で歌うことが多いのですが、今回は原語が使われ言葉の違いも楽しめました。
歌は言葉を伝えなければならないので日本語歌詞がいいとか、原語の方が音楽のニュアンスが伝わりやすいとか言われます。どちらが正しい訳ではなく、歌う人のコンセプトで決めることでしょう。
さて、菊入さんのコンサートは美しい歌声はもちろんですが、曲の間の軽快なおしゃべりももうひとつの魅力です。菊入さんの人柄が伝わり、コンサートをより楽しいものにしてくれます。菊入さんはクラシックの歌手で、クラシック音楽は難しく感じられて敬遠されがちですが、そんなことを感じさせずに音楽に引き込まされてしまいます。そんな素敵なコンサートが身近にあることは、とても幸せなことです。
次に菊入さんの歌声が聞けるのはマーガレット教会聖歌隊の年末のクラシックコンサートでしょうか。今回聞き逃した方は、ぜひ足を運んでみてください。
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