市内在住のソプラノ歌手菊入三恵さんのノスタルジックコンサートが5/7聖マーガレット教会で開催されました。今回もクラシックに限らず唱歌やポップスも組み入れたプログラムで、美しい歌声で奏でられるメロディーがお客さんの心に響きました。
ノスタルジックコンサートは菊入さんのリサイタルというべきもので、今回で6回目になります。毎回菊入さんの深い思いが込められたプログラム構成がされ、また、その時々の話題の曲も取り上げ、意欲的な内容となっています。
今回は、平原綾香さんがクラシックの名曲に独自の歌詞を付けた作品から2曲取り上げられ、菊入さん独自の歌唱で新たな魅力を感じさせられました。また、昨年話題になった樋口了一さんの「手紙」は絶品で、オリジナルを越えていると思える程でした。以前「千の風になって」をデュオで歌ったことがありましたが、これもオリジナル以上でした。この他、毎回日本の誇るべき唱歌も取り上げていますが、クラシック歌手の方が歌うと、どうしても声を聞かせるために表現がオーバーになりがちです。しかし菊入さんの場合は、美しい声で詩をきちんと伝えてくれます。このことは、ポップスを歌う時も同じで、オリジナルとは違った魅力を感じさせてくれます。
このような、ずばらしい音楽家が深川にいることは、すばらしい響きの聖マーガレット教会と共に深川の宝であり、また私もサポートさせていただけることに喜びを感じます。
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