市内在住のピアニスト真保響さんと札響メンバーによる「室内楽の夕べ」が10月17日文化交流ホールみ・らいで開催されました。生きがい文化センターの開館を記念して始まったシリーズですが、パトリアホールが2年間の休止となっているため今年も「み・らい」での開催となっています。
真保さんは今回のメンバーを含めて札響メンバーとのアンサンブルコンサートを数多く開催しており、息のあった演奏を今回も聞かせていただきました。
実はこのコンサートの直前に真保さんが指にケガをするというアクシデントがあり、一時は公演中止も心配されましたが、ピアノと木管楽器の五重奏曲1曲だけを木管五重奏に差し替える最小限の変更で済みました。これらは演奏者同士の信頼関係が厚いことと、お客さんにぜひ聞いてほしいという熱意の現れでしょう。そして来ていたお客さんもこのアクシデントを温かく見守っていたようです。
さて、このシリーズはこの先どのような形になるのでしょうか。パトリアホールの今後に大きく左右されるように感じますが、ホールと共にぜひ継続してほしいですね。