昨年7月にパトリアホール再開に向けての具体的手法についての提案を担当所管にしていたのですが、それから1年近く経ちこの度ようやく市より協議の場が設けられました。
市ではこれまでどのような検討がされたかというと、残念ながらあまり具体的内容には至っていないようです。これから文化団体や利用した団体に対し今後の利用意向の調査を行い、それから具体的運営手法の検討に入ることになります。
まだまだ時間がかかりそうにも思えますが、総合芸術祭のみに使うという今の中途半端な状況をこれ以上続けることは、地域の文化環境にはけして良い状態ではありません。これから精力的に協議を進め、今年中にホールの行く末を決めたいと思います。
それは、単にホール再開を目指すということだけでなく、地域の文化環境に何が有効か考えて、他の代替え策も含めて検討して行きたいと思います。
さて、今年深川は開村120年ですが、生きがい文化センターは100年の記念施設として地域の芸術文化の拠点として開設されました。しかしパトリアホールは休止、天体観測室は衰退、全体的運営も下火に思える今、生きがい文化センターはどのような位置にあるのでしょうか。先日の協議では「他の文化施設が増え、開設当時と同じではないが、地域の文化にとって重要な施設には変わりない」ことが示されました。それならば、それにふさわしい施設環境と運営体制であってほしいものです。