パトリアホール再開について、従前の利用者に対して今後の利用意向に関する調査が行われ、その集約ができたことから、先日再び市担当所管との協議の場が設けられました。今回からは私たち検討会だけでなく、文化連盟、舞台芸術交流協会、そして調査に回答した団体で協議への参加を希望したところも出席しての協議となりました。
調査の内容は、どこの団体も構成員の減少や高齢化に頭を悩ましているようでした。またパトリアホールの休止後、公演場所を「み・らい」等へ移したものの、使用料負担の重さや会場の大きさに苦労している様子が分かりまました。その上でパトリアH再開時の利用希望は練習使用も含め7割近くになっています。回答の方法が必ずしも理解できていないものもあり、集約結果が全てを表している訳ではありませんが、重要なデータだと思います。また今回は文化団体に限らず従前利用者ということで会社や一般団体も調査対象としていることも、その意味を持っていると思います。
これらの集約結果を基にした協議では、ホールの再開は利用度合いだけの問題ではなく、文化団体の振興策としても必要なことや、現状の芸術祭だけの開館では、芸術祭自体の今後の実施に不安があるので、少なくとももっと期間を延長した利用の要望が出されました。また代替え策として他施設の使用料軽減や設備充実の必要性も指摘されました。
これからは、20年を経過する施設のが今後の利用に耐えれるのか、運営はどのような形が効率的なのか市で検討し、その具体策を協議することになりました。
パトリアホールの再開も望むところではありますが、文化芸術の振興には何が一番必要なのかという観点でも協議を進めて行きたいと思います。
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